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『最多出場の小さなお店の戦い』

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バーガーフェスタの翌日は社内陸上大会でなんとか優勝することができた隼人です!
こんバーガー!

さて、とっとりバーガーフェスタレポートその3です。
前夜祭で、キッチンノスタルジヤの富田さんとお話をした。そのときにこの大会の審査に対する考えが変わったことがある。

ノスタルジアはバーガーフェスタの第一回からすべて出場されてるお店です。
昨年度はトップ10入りもする実績あるお店です。
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そのお店の富田さんと前夜祭でお話をさせていただき、少しの時間ではありましたが僕自身が何か考えさせられました。

今年は、僕自身今まで以上に地域性というのを意識して挑んだと書いてきましたが、その地域性やPRなども事前資料はあるものの資料と当日判断でしかない。
もちろんどんな大会でもその実績を本番で出すことができるかが大事なのだが、やっぱり僕らが伝えるのはグランプリだけでなく、トップ10入りしなかったお店だったり、スポットライトにあたらなかったお店やその裏の立役者などにもしっかり目をむけないといけないんじゃないかと感じた。

5回このイベントに参加してみて、自分の店ではある意味限界を感じると言われていた。
勢いのある団体と同じことはできない。
キッチンノスタルジヤは奥さんと二人で営む小さなお店で、この大会にでるための準備となると、作業はもちろんパティなどを保存する冷蔵庫などにも限界があったり、農家との契約などたくさん難しい壁があるという
このイベント用にご当地バーガーを作って挑戦されてきた、ランクインもしたが「身の丈にあったことをしていかないといけない」と感じたそうだ。

お店のお客かあは「このお店で出してるハンバーガーが食べたいんだ」という声が多かったようで、今年は原点に返り、お店自慢のパティとデミグラスソースを活かしたご当地バーガーで挑戦されたようです。

そのハンバーガーは大山黒牛の焦がしネギバーガーだ。
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本人いわく、口下手だしPR的なことは苦手と言われていた通りといっていいのか、最初にいうとこの焦がしネギはネギの香りをいかすものではなく、デミグラスソースのコクを出すためのものなのだ。
だから食べる側としては「あれ?ネギの香りしねーぞ」ってなると思う。
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その説明を聞いていた僕は、食べてみてなるほどねっと思えましたが。
名前を肉とデミグラスソースをアピールしているほうが断然よかったと思うが、自慢のバーガーだけあって、コクのあるソースとパティとの相性はよく絶品であった。
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もちろん地元産の野菜も使用していてお店の特徴をだしたご当地バーガーとなっていた。

そして以前からこのお店のハンバーガーを食べ、お店の常連客で応援されてきた方が、今年はこのバーガーフェスタに参戦していた。

鳥取予選1位通過、本選5位、伯耆キズナバーガーズ (鳥取県伯耆町)の「大山鶏ひたひた大根バーガー」だ。

富田さんはこれに対し、「自分のハンバーガーを食べてきたお客さんが、同じように挑戦してくれて、さらには結果も残してくれた。これこそが本望です。続けてきてよかったと、すごく楽になれた瞬間でした」といわれていました。

この一言で、僕は今回、地域性・地域愛・連携という点でもちろん多くの連携をされてるところにはその努力の結果があるわけで点数もつけていきましたが、小さなお店だったり、始まったばかりのお店に対して、「思い」がどれだけ伝わるかを気にすることができました。

各店舗の思いが、PR時間で伝わりきるはずもないし、口下手な人ならなおさらです。

どの店にもファンがいて、応援してくれてる人がいる。
ただ参加してるだけじゃなく、大なり小なり何かを背負ってこられてることがよくわかりました。

バーガーファンとして、そして審査員として各店舗に敬意を表します。
ありがとうございました。

とにかく今年はいい経験ができました。

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